左多六神社

お知らせNews

2022.08.30

HPをオープンしました。

左多六神社のご紹介About

秋田県鹿角市に伝わるマタギ左多六と、飼い犬シロの哀話「左多六とシロ」を広く知ってもらうために
同市十和田大湯の「道の駅おおゆ」に「左多六神社」を造営しました。

左多六神社

左多六とシロの物語Story

左多六とシロ

さたろく左多六

この物語の主人公。江戸時代の初期、草木(十和田草木地区)に住んでいたマタギ。

シロ

主人思いの賢い猟犬、シロ。秋田犬の祖先の犬種で、いつも狩に連れて行っている。

時は江戸時代の初期、鹿角の草木という所に左多六というこの地域では誰もが一目を置くマタギがいました。その多くの功績はお殿様からも認められ、全国どこでも狩りができる免状を与えられたほどでした。
左多六のパートーナーは「シロ」と名付けられた大きく真っ白な毛を持つ狩猟犬。
左多六とシロは、常に共に行動し、互いに信頼し合うかけがえのない存在でした。

左多六
カモシカ
隣国の猟師たち
佐多六の妻

冬のある日、左多六はいつものようにシロを連れて猟に出掛けると大きなカモシカを見つけました。
東に東にと追いかけて行くうちに、いつの間にか国境を越えて三戸領内に踏み入っていたのでした。
獲物は捕らえたものの、不覚にも左多六はこの時免状を持っておらず、隣国の猟師たちによって捕らわれの身となってしまったのです。
他領に入り許可なく猟をした廉により、代官所ですぐにも処罰されそうな左多六の危機を察したシロは、雪の山道を草木の家へと駆け戻りました。

三日経っても帰らないと心配していたところに、シロだけが戻り、異変に気がついた左多六の妻は、左多六が置き忘れていた免状を急ぎシロに託しましたが、時すでに遅く、シロが代官所にたどり着いたのは、左多六が処刑された後のことでした。
以来、主人を失ったシロは上下を見下ろす山の頂に立ち、いつまでも吠え続けたのでした。その切ないまでの鳴き声は遠く人々の涙を誘い、いつしかそこは「犬吠森」と呼ばれるようになりました。

駆けるシロ
吠え続けるシロ

授与品Shrine gifts

左多六神社の授与品のご紹介です。
道の駅おおゆ中央案内所にて
受け付けております。

シロみくじ

初穂料 300円

シロをかたどった陶器の中におみくじが入っています。

祈願絵馬

初穂料 500円

ペットの健康をお祈りするための絵馬です。

御朱印

初穂料 300円

4種類の絵柄からお選びいただけます。

きずな御守

初穂料 1,200円

ペットと飼い主の互いの絆と、安全、健康長寿を願う御守です。

関連施設Related facilities

老犬神社

左多六の死後、その妻とシロは鹿角市のお隣、大館市の葛原に移りました。その縁から、葛原の山腹にシロの無念を供養しようと造営された神社です。物語に登場する狩猟免状が今も残されており、毎年4月16日・17日には例大祭が行われています。

〒018-5606 秋田県大館市葛原
☎ 0186-42-4360(大館市観光協会)

左多六とシロの里

左多六が暮らした鹿角市大湯の下草木を望む、小高い丘のうえの小さな公園です。物語が記された立て看板と石碑があり、左多六とシロの絆を現代に伝えています。

〒018-5422 秋田県鹿角市十和田草木下草木

左多六神社(道の駅おおゆ)

左多六のふるさとである草木と、犬吠森を望む、道の駅おおゆ内に2022年7月に造営されました。忠犬シロと左多六、そしてその妻を偲び、恵みをもたらす火遠理命(山幸彦神)とともに動物を愛する全ての人と動物たちの繁栄を祈願しています。

〒018-5421 秋田県鹿角市十和田大湯中谷地19
☎ 0186-22-4184 営業時間:9:00~17:00

大湯環状列石
(ストーンサークル)

世界遺産 北海道・北東北の縄文遺跡群のひとつに数えられる鹿角市大湯地区の観光名所です。この地に出土した縄文時代の環状列石(ストーンサークル)の姿を見ることができます。同じ敷地内にストーンサークル館があり、貴重な資料が展示されています。

大湯ストーンサークル館
〒018-5421 秋田県鹿角市十和田大湯字万座45
☎ 0186-37-3822 営業時間:HPにてご確認ください。

アクセスAccess

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