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幻の和牛「かづの牛」の旨味を詰め込んだ、さっぱりあっさりの湯の駅おおゆオリジナル拉麺です。
「かづの牛だしスゥプ麺」。
湯の駅おおゆのラーメン店「拉麺大湯縁ヶ輪軒」の看板メニューです。
こだわりの麺は、国産小麦使用の中細麺。小麦の旨味をしっかり発揮しながら、スゥプに絡みます。
そして、こだわりのスゥプ。
年間70頭生産の希少な和牛・日本短角種のかづの牛のスネ肉と骨をじっくりコトコト煮出したベースに、
地元の淺利佐助商店の醤油をバランスよく合わせた「かづの牛だしスゥプ」。
脂身の少ない短角牛だからこそのスッキリとした味わい。なのに、しっかりうまい。
きっちり飲み干される方が多いのは、そのせいかもしれません。
トッピングには、かづの牛のそぼろを。
かづの牛のひき肉を、かづの牛だしスゥプで甘辛く炒めました。
季節の葉物野菜、メンマ、ネギ、焼海苔、糸唐辛子が全体を引き締めます。
そもそもで言えば、麺としてよりも先にスゥプの開発が進んでいたのでありました。
十和田・八幡平の大自然の恵みを一心に受けた、貴重な短角牛、かづの牛。
この魅力をもっと多くの方々に届けるために、湯の駅おおゆのオリジナル商品として開発を進めたのが、
「かづの牛だしスゥプ」でした。駅のベースとなる味を定めたいと思いました。
秋田県北部では「比内地鶏」のだしスープは多く商品化されています。
しっかり脂の乗った、こってりとしたスープ。
これはこれでとても美味しいのですが、かづの牛の赤身肉の旨味とは逆方向。
おのずと商品化の方向が定まってゆきます。「クリアなスープを目指すべし。」
牛だしのスゥプという商品自体も、他であまり例を見ないものでした。
スネ肉や骨を使うことによって、かづの牛を余すことなく最後まで使い切ることができる。
合わせるべき地元の醤油も数種類を試し、
地元のみなさんのご意見や、FOODEXなどの食イベントでプロのご意見も頂戴し、
2019年4月、「かづの牛だしスゥプ」は産声をあげました。
「あにゃー、まんず、んめえスゥプができたもんだすな、これは、んめ。」
そう言ってくれたのは、当駅のスタッフで「拉麺大湯縁ヶ輪軒」を率いるヤナさん。
ヤナ婆は、御年70ウン歳ながらもアイディアウーマンで、いつも新しいことを企んでいます。
「これ、拉麺にしたらおいしいんでねえがな。」
トッピングを研究すること約1ヶ月。コチュジャンで少し辛味を足したそぼろを開発し、スゥプとのバランスを取り、夏を前に「かづの牛だしスゥプ麺」は完成しました。
「このスゥプは脂がすぐねえから、冷やしもイケるんでねが。」
ということで、夏場は冷やし麺での提供も行いました。
よく、最後は愛情をトッピング、なんて言いますが、愛情っていうのは、最後までアイディアを考え抜くことなんだなって、婆を見ていると気がつきます。
「だいたいの人は飲み干してくれるんだども、スゥプがたまに残っていると、あにゃー、ちょっと失敗しだがな、って思う。」
ヤナ婆の研究意欲はますます旺盛です。1杯1杯、心を込めてお出しする「かづの牛だしスゥプ麺」。
なんとしても、お試しいただければと思います。
9月20日21日に京丹波市で開催される「道−1グランプリ2019」にも出場します。
そもそも「道-1グランプリってなんだ?」という方はこちらもご覧ください。
https://yunoeki-oyu.jp/wp/information/道-1グランプリに出場します/